『働くおっさん劇場』の野見さんは、いまごろどうしているのだろう。

何年も前、『wikipedia:働くおっさん劇場』という番組がありまして。何度観ても笑える番組なので、たまーに録画したデータを引っ張り出して見てしまうのです。（劇場のDVDを所有したいのですが、非常にお高いので、買えないのが残念です。）
番組の内容としては、ダウンタウンの松本人志が、おっさんをいじり倒す番組なのですが……とてつもないおっさん達が出てくるんですね。
（前作の『働くおっさん人形』をボクは残念ながら、放送されていたのは観たことがないのです。）

そんなときに、おっさん達の中で、主人公とも言える野見隆明さんが、ボクは気に掛かるのです。
『働くおっさん劇場』が放送されていた3〜4年前と比べて、だいぶ変わってしまいました。
繊細で、真面目な野見さんは、この不況時に対応できているのだろうか……という、自分のことを棚に上げて想うわけです。

当時のボクは、野見さんのことをゲラゲラ笑っていました。深夜の放送時間帯にも関わらず、呼吸困難になるくらいに嘲笑っていました。

でも、今は、同じようには笑えないですよ。番組としては、めちゃくちゃ面白いんだけど……十数年たてば、ボクもあっち側なんだろうなぁというのが分かるわけですよ。
野見さんや、福田さんを見てると、まるで未来の自分のことを笑ってるみたいで、怖くなるんですよ。自嘲とは違う、薄ら寒い笑いになるんですよ。

当時は、そんなこと、考えなかった。松本人志は、数年後にまた違った笑いを、視聴者が味わうことを予見していのかな。だとしたら、やっぱり天才だなぁ。

そして、野見さんはオンエアを観て何を思っていたのかなぁ。今も、DVDとか見返してるのかなぁ。
とか、考えるのです。