kwsktr's study log

kwsktr のおべんきょログ

暑い夜は音楽ききつつ読書

オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby

Ruby 1.9.2 がリリースされましたね。Windows版のバイナリもリリースされたようなので、新し物好きのボクには嬉しい限りです。
って、ことでさっそく『』からダウンロードしました。


最近は余りにも暑いので、気力と体力が足りずにRubyの学習まで手がまわっていません……もっと過ごしやすい季節になって欲しいものです。

とかいいつつも、勉強する気力がないぶん、深夜になにをやっているのかというと読書です。
いままで購入したけれど読んでいなかった小説的な文庫本や新書が貯まってきたので、集中して消費しています。一日一冊ペースで読むのはちょっとしんどいのですが、読書力のリハビリということで頑張ってます。
ってことでレビューとはいえない感想。


日本の面白いミステリに必ずと言っていいほどエントリされる『ハサミ男』。

猟奇殺人犯が自分の手口を真似た死体を発見ってのは、素晴らしいです。
もちろん、面白い……んだけれども。読んでいるうちに著者の作り出した意図的な違和感を感じとってしまったボクとしては、「騙された!」って感覚を味わえなくて残念でした。


古典SF『たったひとつの冴えたやりかた 改訳版』。改訳版ということで、読んでみました。

安心の面白さ。手にしたときは、「こんなに薄かったんだっけ?」という、大昔に読んだ記憶を思い出しつつ寂しい気持ちになったのですが。読んでよかった。
ボクはSFが好きなんだなぁと再実感できました。娘が小学生になったら読ませよう。


一時期ハマったノワールの大家J・エルロイの『ブラック・ダリア』。たぶん10回目くらいの読了。

不思議と夏になると読みたくなるんです。ボクはエルロイの作品に流れる虚無感が好きで堪りません。重くて暗くて疲れるお話なので……読み手を選ぶと思いますが、中古で1円とか値段ついてるけど、それ以上の価値あるよ。ぐったりしたい夜にお勧め。