Windows ユーザーが少しでも Ubuntu を使いやすくしてみた (2) :: iBus Mozc を導入
Ubuntu を導入して、Firefox からはてブにエントリをしたときに感じた不快感。それは、恐らく IME のせい。Ubuntu 標準の IME である Anthy は、まだ MS IME ほどには洗練されていないので、仕方がないのかと。
じゃあ、この不快感をどうすれば拭えるのかといえば……いわゆる Google 日本語入力 である ibus mozcを導入するのが、手っ取り早いでしょう。
確かにインストールは面倒ですけれど、日課となりつつあるはてブを書くたびにイライラしてても仕方がないし。
……簡単に使えました。
Ubuntuソフトウェアセンター > mozc
で検索すれば、Ubuntu 10.10 では、ちょっと古いけど mozc があっさり使えました。でも、どうせなら、最新がいいよね! エントリ的にも短すぎるし! ってことで最新版の導入にチャレンジ。
ibus のダウンロード
ibus - IBus - Intelligent Input Bus - Google Project Hosting
最新の ibus を上記リンク先からダウンロードしてきます。右側のメニューから『Featured downloads: 』があるので、ボクは最新の『ibus-1.3.8.tar.gz』を選択してダウンロードしました。
インストール
インストールのやり方は書いてありました。英語だけど。
Install - ibus - Installation related topics, including building and testing. - IBus - Intelligent Input Bus - Google Project Hosting
この通りにやればスムーズにインストールできるかも。
だけど、ボクはもっと泥臭く、試行錯誤しながらやったので……無駄とは思いつつ紹介。
ソースの展開
ダウンロード先でソースを展開します。展開までは GUI の書庫マネージャでやりました。
インストール
展開後は、CUI で。ログを貼ろうと思ったら、肝心なところが流れるわ、保存し忘れるわ……
$ cd /home/qwe/ダウンロード/ibus-1.3.8/ $ ./configure
これだと、当然のようにうまくいきません。
まず、「intltool がインストールされて無いよ!」 って怒られました…
$ sudo aptitude install intltool $ ./configure
次には「glib-2.0 が古いよ!」って、怒られて……Glibのライブラリをインストールするはめに。
$sudo aptitude install libgtk2.0-dev libglib2.0-dev $ ./configure
ついでに、GTK+ もいれておいて……今度は「dbus-1.0 も古いんだよ」と言われ……
もう、嫌気がさしてきたのですが、Googleでいろいろ検索していたら調べて魔法のようなコマンドがあることを知りました。
それは……「aptitude build-dep」!!
なんでも、ビルドするのに必要なものを全部集めて来てくれるらしいです。
ってことで。
$ sudo aptitude build-dep ibus $ ./configure $ make $ sudo make install
と、なにも言われることなく、インストールに成功しました。最初から使っておけばよかったネ。
これで、めでたく最新になりました。
疲れた。