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『Javaのオブジェクト指向がゼッタイにわかる本』 :: 一年前の自分に手渡したい本

2009年の秋から冬にかけて。ボクはPHPを、『オブジェクト指向』を習得しようと、やっきになっていたことを思い出します。


購入した幾つかのテキストを片手に、サンプルプログラムを打ち込んでは、理屈はよくわからないけれどPHPで書いたプログラムが動いてることに驚き満足してました。


だけど。『オブジェクト指向』が全くと言っていいほど理解できなかった。


『部品単位でプログラムを作ること』といった理解しかできなくて、やってることは完全なフロチャートに沿った手続き型。会社の偉い人に、オブジェクト指向の概念を説明されても「なにがどうなって利点があるのか」は、さっぱりわからなかった。
「フローチャート型でも動けばいいじゃん」って思ってたし。

で。一年たって。PHP のサンプルプログラムをアレコレ作りまくったおかげか、多少なりとも『オブジェクト指向』が理解できてきた気がしてはいます。「まあ、なんとなくわかるけど?」といった程度ですけれど。といっても、説明を上手にできるわけではないから……正直言って未だに残念なレベルなんですけれどね。

一年たって、ボクは成長したのか?

……したのは間違いない。
だって一年間、多くの本を読んでインプットしたもの。その中には、読んでも意味がなかった本もあったし、手にするには10年早い本もあったりした。それでも、幾つかのイイ本に出会ってきた。
そんな2010年のボクが、2009年当時の『オブジェクト指向』がぜんぜん理解できなくて「本当にオレはバカなんじゃないか」と悩みまくって苦しんでいた自分に贈りたい本が、コレ。


Javaのオブジェクト指向がゼッタイにわかる本―最初からそう教えてくれればいいのに!』です。


とにかく、びっくりするほど分かりやすい解説書です。
いままで苦しんでいたり、理解があやふやだった部分が、スッと頭の中の霧が晴れたかのように感じました。「あぁ、そういうことかっ!」と声に出てしまう体験を味わいましたよ、ホント。
しつこいくらいに『オブジェクト指向』の説明が繰り返されるのが、読んでいてわずらわしくもありますが、それくらいしないと、ボクには理解できなかったということなんでしょう。
扱うプログラム言語は本のタイトル通りの Java ですが、学ぶのは『オブジェクト指向プログラミング』なので、あまり関係なかったりします。Javaの文法で説明が書かれている程度なので、他のプログラミング言語に当てはめて考えてみれば理解に繋がるはずです。
オブジェクト指向』の理解に悩んでいたり、ちょっと自信がなかったら、手に取られることをお勧めします。


ボクにとってはこちらの2冊を読んだ後だったから、より分かりやすかったように思います。図書館で借りたりして、あわせて読むと理解が深まると思いますヨ。