『数学ガール/乱択アルゴリズム』を読了!
買おうと思ってから、ずいぶん長いことが経っていた『数学ガール/乱択アルゴリズム』。
やっと手に入れて、先ほど読み終えました。個人的に、良かったです。
本作では、ボクの大好きなテトラちゃんが活躍してくれて、かなり幸せでした。
ボクのようなテトラリアンには是非、読んでいただきたい。
そう言って、テトラちゃんは大きく手を振った。
1, 1, 2, 3,
会場のみんなは手を挙げて答える。
5...
ここで、おっさんは感動で涙ですよ。齢を重ねると、眩しい姿を想像するだけで涙腺が緩んでしまうのです。
今回は、新キャラ「双倉(ならびくら) リサ」が登場ですね。
Dvorak配列でキートップの文字がない真っ赤なノートPCを使う、16歳の赤毛の女の子って、もうね。
人とのコミュニケーションも苦手とか、いっぱい声を出すとむせてしまうとか……まあ、いいですけれど。
それにしても、Dvorak配列の人が使うコードエディタってなんでしょうね。viとかEmacsだと物凄く使いにくそうなんだけれども……それとも、カスタマイズして使っているのかな。
物語的に登場人物の進路が決まっていくのですが、テトラちゃんは大丈夫でしょうか。
テトラちゃんには頑張ってプログラマー(?)になって欲しいけれど、孫請けブラックな会社には入ってほしくないと願うばかりです。
あんな調子で底辺PGをやってると……理不尽な仕様や要求に対しても真剣に対応してしまいそう。元気少女のテトラちゃんの持ち味が殺されていき、果て無く続く残業に身体と精神が壊れていくのではないでしょうか。
3年後には「うつ」になって会社を去り、引きこもってしまうでしょうね。
ベッドの上で毛布にくるまって
「先輩……今、なにやってるのかな。テトラはこんな風になっちゃいました……」
とか、呟いたりしそうですよね。
辛すぎます。
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本書で中心となるのは、副題通りの「wikipedia:乱択アルゴリズム」でした。
乱択アルゴリズムを説明するためのステップとして出てくるアルゴリズムなんかは、一応ちょっとだけプログラムを書いてご飯を食べていたボクとして理解しやすくて良かったですね。
相変わらず出てくる数式はさっぱりだけれど、これまでのに比べると理解した気になれました。
取り敢えず現時点での「数学ガール」4冊は読み終えたので、中学・高校数学をひと回り勉強し直してから再読したいと思います。
その前に5冊目が出てしまう気もしますが!