kwsktr's study log

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大津のいじめの件はひとごとじゃないんだよな

例の大津の話を断片的に聞いていると、やっぱりもういろいろ思うわけです。


大津の話がなくても、子どもの親をやってれば「もし、うちの子がいじめにあったら……」って年に100回くらい考えるわけですが。
特に最近はそういうことに妄想を膨らます時間が増えました。


親としてできることは、たぶん娘がいじめ殺されたあとに訴訟することじゃないんだよね。


ボクは、もし。
娘がいじめに遭って、もし。
自殺したり、殺されたりしたら、いじめた側をどんな手段を使ってでも殺すだろう。


でも、殺したって娘が生き返らないことくらいは解っているので、その前に娘には「逃げても良いこと」を覚えて欲しい。


『3月のライオン』 の7巻で、いじめに遭っているひなちゃんが言うわけですよ。

何があったって 生きて卒業さえすれば 私の勝ちだ


おっさんにはその言葉が、哀しすぎて辛くなります。
2012年の日本はそんな時代なのかよって。「強くならなきゃ生きれない」って、世紀末覇王じゃないんだから……って思うんですよ。


ボクが娘にできることは。

いじめに気付いてあげること。
いじめから逃げたり、耐えたり術を教えること。
いじめから逃げたり、耐えたりする手伝いをすること。


これくらいなんじゃないかな。
これしかないんじゃないかな。


ボクには「いじめを止めさせる」という発想が出てこない。


いじめをやるのは未熟な生き物がやることであって、そういう人ってのは少なからずいるわけで、消し去ることはできないんだよね。
ボクも含めて未熟な人ってのは、なぜだか「かたちのないもの」を定量化したがる。


愛 > 金 > 命 とか考えたり、顔や容姿の造形に点数つけたがったり、だれだれのことを一番好きとか言ったり、ネグロイドを劣ってるとかいっちゃう。
同じように、ちょっと変わった人や対応がめんどくさい人、例えばボクみたいなアスペルガーを見つけて、低い点数をつけて、比較演算して、劣っているから虐げても良いとか思ってしまう。


そういう発想の人を消し去ることは、たぶん出来ない。
そういう人たちが、かたちのないものに触れた時に自分の未熟さに打ちのめされるまでは、きっと解らないんだと思う。


そんな「気づき」を待ってる間に、いじめられている子どもは殺されてしまうんだから、やっぱり気付いてあげるように娘とコミュニケーションを取っていくしかないと考えています。

もし逃げるなら、徹底して「逃げる」。

404 Blog Not Found:あなたを逃せるのは、あなただけ

逃げるにあたって重要なのは、機動力であって想像力ではないということも覚えておいてよいかも知れない。


覚えておきます。
図書館、隣の市区、他県、外国、たぶん逃げ場はどこにでもある。
娘の居場所もどこにでもある。
どこにでもいけます。
ボクの二組の両親や妹には迷惑かけるかも知れないけれど、娘のためなら徹底的に逃げるつもりです。


家族三人、海外で数年のんびりできるだけのお金を貯めて置くのも必要だよね。