読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

kwsktr's study log

kwsktr のおべんきょログ

新人くんをどのように育てれば良いのか

日記

最近、夜は涼しくなってきたけれど寝れない日々が続いている。
職場の新人くんを「使える」レベルまで、引き上げるにはどうしたら良いのかずーっと悩んでいるからだ。


本当にアホだと、自分でも解ってる。
無関係の他人だし、あらゆる利益に直結しないから純粋なお節介なのだけれど……新人くんには派遣社員という社会的に不幸なポジションのままダラダラ生きて欲しくないと、思っているんだ。
なんだろ、善人ぶりたいだけなのかな。
以前、新人くんが語った夢(Web業界を目指しているのに、派遣社員という選択肢 - kwsktrのおべんきょログ)が真実であるならば、派遣契約を破ってでもWeb屋さんに転職したほうが良いんだけど……さすがにポジション的に言い出せない。


だからこそ、派遣先で働いている限りは純粋に学んで欲しい。
要求する仕事が満足にできていないことを自覚した上で、それを上回る「なにか」を見せてくれることを期待していたりする。

人のこと言えないけどさ

ボク自身も新人くんに「学んでくれ」と言うほど、Web業界のトレンド技術や知識を追っかけられてはいない。
最新の技術を習得したくても、完全に脳みそがついてこない。
家に帰れば、良き夫、良き父のポジションがあるので、独学に使う時間が限られる。
疲れた身体と脳みそは23時過ぎれば動かなくなってくる。
3DS LL の誘惑もあれば、基本情報技術者試験の勉強や TOEIC の参考書読んだりする時間も必要。


36歳の男性にはいろいろと逃避先が用意されているということだと思う。
それでもやっぱり、本を買って読んだり、職場で試したり、恥ずかしいブログを書いたりして、なにかを学ぼうと足掻いてみたりしているわけですよ。

でも書かせてもらいたい

新人くんの隣の席で2週間を過ごしたときに『就労経験がない』というのはこういうことか! って解ってきました。

「5W1H」は基本

新人くんは恐らく情報として、自分が仕事として携わっているものを認識している。それでも、やっぱり理解が足りないなーって感じるような発言や行動が見受けられます。
それは、自分が作っているものがなにかが解っていないから、要求に応えられずに修正作業のループに陥っているようです。


使い古されている表現ではあるけれど wikipedia:5W1H というものを、新人くんは持ちあわせていないみたい。
ちょっと想像すれば、C層向けなのか、F1層向けなのか、特定の職種の人に向けたものなのか、は解ると思う。当然、そんな説明は初日から繰り返して伝えているし。
Who(誰が)が解れば、あとは想像力で導きだせる部分もあるし、質問を禁じているわけでもないし……でも、やっぱりそういうこともできないみたい。


そのまま仕事を続けてもらうと、チーム内で作るべきものが食い違ってきます。
そこで、別のルートに向かい始めた新人くんを呼び戻したりしているとボクの時間が奪われていくし、他のメンバーの負担にもなっていくんです。

締め切りの感覚

派遣社員も人それぞれだと思いますが、一様にして糞だと思う部分があるとすれば、時間に対する感覚が崩壊しているところ。


日給や時給で仕事していると、その日が良ければ良し、その時間が過ぎれば良し、みたいになってくるみたい。Word と Excel が開いていれば仕事に見えるしね。特にボクが派遣されている某企業は、そんな風潮が見受けられます。
ボクの造語ですが『派遣脳』だと思って対応することにしています。


wikipedia:ゲーム脳』は

森は、独自開発の簡易脳波計でゲーム中の脳波を測定する実験によって、「テレビゲーム(正確にはコンピュータゲーム全般)・携帯電話のメール入力・パソコンといった電子機器の操作が人間の脳に与える悪影響」を見出したと主張している。ここでいう「脳に与える悪影響」とされるものを象徴的な言葉で表現したのがゲーム脳である。

だそうですが、『派遣脳』は

「派遣契約によって護られたぬるま湯の就業環境が人間の脳と人格形成に与える悪影響」とされるものを象徴的な言葉で表現したもの

といったところでしょうか。


そんなぬるま湯環境が初めての職場の新人くんは、脳みそが腐り始めているかも知れない。
とにかく作業が遅いし、行動も遅い。作業が非効率すぎて横で観てたら嗤ってしまうレベル。
知識も技術も能力も足りていないから、超簡単な指示すらこなせない。
「『img』って名前で新しいフォルダーを作ったら、その中にメールに添付してある png ファイルを入れて」とかが、一人でサクサクできない。


一番、「これは酷いなぁ」って思ったのが、「4時間後の3時までに作業してみてください。その後で一緒に確認します」とか言うと、3時に出来あがらない。


ここで、ボクが感じたのは……

  1. 締め切りの感覚がないんだなぁ
    • すでに『派遣脳』なんだなぁ
  2. 時間通りに出来ないなら、3時前に「3時には出来ない」と言って欲しいなぁ
    • 自分の能力と作業時間を見積もれないのかなぁ
    • 2〜3時間作業してる段階で、現在の進捗状況が解らないのかなぁ
  3. 出来ない理由があったなら、なぜ解決のために相談しないのかなぁ
    • 技術的に解らないなら抱えていても解決できないんじゃないかなぁ
    • 作業効率が悪いなら、なんで改善しようとしないのかなぁ
    • 他の突発的作業が入ったなら、その時に相談するべきなんじゃないのかなぁ
  4. 一緒に確認する人の都合を考えてないのかなぁ
    • 「チームで作業をする」ことが解っていないみたいだなぁ
    • 自分だけで作業していると思っているのかなぁ
    • 一人が遅れたら全体に影響するんだけどなぁ

とか、なんですが……。


個人レベルでの締め切りに遅れたことを悪いと思っていないような素振りだったのが、一緒に仕事をしていくのが躊躇われる瞬間でした。
せめて笑いにつなげてくれれば……ね。


締め切りの感覚を持たずに作業しているのは、新人くん自身がチームやグループで何らかの作業を行ったことがないからかも知れません。
もっと平たく言えば、複数で作業を行ったときに、誰かに足を引っ張られたり、誰かの足を引っ張ったりといった経験値がないのでしょうか。そして、その後のフォローをしたり、されたりといったことや、複数人で生じる問題を抱えて、それを解決していくプロセス、またはこじれてグループ作業が失敗に終わったときの回収といった実体験を持ち合わせていないのかも知れません。


企業は採用に当たって「コミュ力」というのを求めるそうですが、結局のところこういったモノを持っているのかが知りたいんだと思います。
派遣は糞ですが、最も糞なのかというと面接がザルということではないでしょうかね。

だからどうやって育てよう

個人的には OJT だけというのはありえないと思っているので、できる限りペア作業を心掛けていますが……いろいろと難しいですね。
結局のところ、新人くんの夢に沿った育て方をしたいとは思っているので、興味のありそうな技術に絡んだ仕事をお願いしたりしています。
「100の独学や理論よりも1の実践が勝る」とかなんとか。

最後に

ボクは新人くんに対して、最低でも一日一時間以上のミーティングや技術指導の時間を取っています。
使えないからと言って見放すのは簡単だけど、まだそれはできません。
けれども、派遣先の方の立場からすれば、ボクのとっている一連の行動はペナルティものです。ボクが結んでいる契約は目の前の仕事をこなすことなのだし、ましてや職場の同僚を育てることであるわけがないんだから。


派遣先がボクと新人くん(の派遣元)に支払っている1時間あたりの金額は、新人くんの教育の値段としては高すぎる。
だからこそ、早く使い物になってくれよ、とずーっと思っているわけです。


入社一年目の俺が言われた言葉 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww


>1 の上司の気持ちが解るわー。
でも、パワハラはしないよ。