kwsktr's study log

kwsktr のおべんきょログ

「その処理方法については、まだ教えてないので、できるわけありません」

コレは酷い。
上司も質問者も酷い。


「教わっていない仕事はできない」と答えて何が悪いの!? (1/2) : J-CAST会社ウォッチ

Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のgoemonn133さんは、上司から「急きょ会議に行ってくるから、この処理やっといて!」と頼まれました。
新しい部署に異動してきて数日しか経っていない質問者さん。「この処理方法については、まだ教わっていないので、できません」と答えたところ、叱られてしまいました。


「『教わっていないからできません』で許されるのは学生までだ。社会人になってまで、そんなことを言うんじゃない。分からないなら自分で調べろ!」

アスペルガー的解答は「その場で尋ねろ」

上司の性格とか頼まれた状況とか細かいことは解りかねますが、質問者の「できません」は社会人としてはないなーと思います。


上司が普通の方だとしたら、教えてないからできるわけない、けれども質問者が自分と周囲の力を使えば解決できる程度の処理、というのを解った上で言ってるのではないでしょうか。
すべて想像ですが、上司からすれば

  • 質問者は数日しか立っていない
  • まだ部署にも仕事にも馴染んでいない
  • どれだけの実務能力が有るか解らない

ので、試しに問題を与えてみて、処理を解決する能力を測ったようにも感じます。
ただ、そのことを質問者に解決のヒントとして伝えてあげても良いですよね。


無茶な依頼かも知れませんが、その場で「異動して日が浅い」「処理方法が解らない」ので「どうやればいいのか」「時間がかかるかも知れないが、いつまでに終わればいいのか」「上司が会議中の時は誰に尋ねればいいのか」といったことを含めた対応をするべきなのでしょう。
それなのに「できません」という答えですと、上司の意図を拒否し、問題解決をする努力を放棄し、同僚ともコミュニケーションできません、といったように聞こえてしまいました。


もちろん、あまりにも理不尽な要求でであれば「No」というべきです。
「一晩で法隆寺を建てろ」とかね。
ですが、「知らないから」という理由で「No」は通じないのが社会人のお仕事なんじゃないかな。


意地悪な上司だったら「できません」に対して

  • 上司の頼みが聞けないの?
  • 部署にきて数日だけど何を見てたの?
  • じゃあ何ならできるの?
  • どうやればできるようになるか想像はしてみたの?

みたいなコンボが降ってきそうで面倒ですね。


ボクはアスペルガーなので、他人の意図を汲み取ることを上手にはできませんし、自分の意思を言語化するのも苦手です。
普通の意思疎通ができないボクでも「仕事を昨日よりも上手にやろう」「今よりも良い物を作っていこう」と問題解決するための意思があることをポジティブに伝えるようにしているので、なんとかなっているのかも知れません。

There are only four types of officers.

First, there are the lazy, stupid ones. Leave them alone, they do no harm.

Second, there are the hard-working, intelligent ones. They make excellent staff officers, ensuring that every detail is properly considered.

Third, there are the hard-working, stupid ones. These people are a menace, and must be fired at once. They create irrelevant work for everybody.

Finally, there are the intelligent, lazy ones.
They are suited for the highest office.


Erich von Manstein

                    • -

士官には4種類しかいない。
1番目は、怠惰で頭が良くないタイプだ。
こういう人畜無害な人は放っておく。

2番目は、勤勉で頭の切れるタイプだ。
こういう人は細かな点を漏れなく精査してくれるので、最高の補佐になる。

3番目は、勤勉だが頭が良くないタイプだ。
こういう人は危険で、組織にとって脅威となる。
よって、即刻お引取り願いたい。
組織にとって意味のないムダな仕事を生み出し続けるからだ。

最後に、頭が切れて怠惰なタイプがいる。
こういう人こそ、指揮官として最適なのである。

エーリッヒ・フォン・マンシュタイン(第二次大戦時のドイツの陸軍元帥)

3番目に該当するボクとしては、今日も頑張って職場に混乱を撒き散らしてきます!