川崎市の子育て世帯臨時特例給付金はどうなっている?
今年(2014年)4月より、消費税が 5% から 8% に引き上げられました。
年収300万円の世帯で年6万円の増税という試算が出ており、子供にかかる消費と貯蓄が家計を圧迫している子育て世代には、なかなか厳しい増税になっています。
そこで厚生労働省から福祉の一環として、増税の苦しみを受けている低所得の子育て世帯に向けて 子育て世帯臨時特例給付金 |厚生労働省 という名前で現金支給が行われることになりました。
この『子育て世帯臨時特例給付金』を簡単に説明しますと、「『私の家庭は低所得の中、子育てをしてます』と申告すれば国から1万円を支給してくれる」というものです。
また、子育て世帯以外の低所得者には、別の名前「臨時福祉給付金」で現金が配られるようですね。
支給対象者はだれ?
2月、6月、10月の年3回支給されている児童手当の対象者と一緒です。
ただし、生活保護世帯や臨時福祉給付金の支給対象世帯は含まれません。
生活保護世帯では、生活保護支給額が増税で見直されますし、臨時福祉給付金が支給される世帯では追加の5000円が対象となる場合があるからでしょう。
幾ら支給されるのか
気になる支給金額は「対象児童一人につき一万円」です。
10人子育てしていれば、10万円の支給です。
支給はいつされるのか
4月から税金は3%上乗せされていますし、店頭での価格も便乗値上げされていたりして、既に負担は増えているのに支給は一向にされていないようですね。
いつ支給されるのか調べたところ、申請の受付開始が7月が予定されております。
3ヶ月後ですね。
待ちましょう。
支給対象者の家庭に、申請書が届くのを。
調べている上で気になったこと
厚生労働省の資料をパラパラ読んでいたのですが、全額国庫負担だそうです。
総支給額はわずか 1271億円。
5兆円が増税されるという試算なので、2%ほどです。
臨時福祉給付金の総支給額が3000億円なので、およそ6%。
つまり、子育て世帯からも、福祉・介護にお金が回るということでしょう。
そして、更に気になったのが、子育て世帯臨時特例給付金の事務手続きによって200億円が余分に負担されるということ。
臨時福祉給付金の事務手続きで420億円なので、あわせて620億円ですね。
支給額のおよそ15%の金額が、事務手続きのために余分にかかるというのは、公務員さんの残業が増えてしまうということなんでしょうか。
なにか別なことにお金が流れているのでしょうか。
…非常にアホらしいと思います。
なんのために確定申告があるのか、もっと効率よく納税する仕組みを作れないのか、来年の2%増税に向けて考えていただきたいなと思います。