kwsktr's study log

kwsktr のおべんきょログ

半年前にはいってきた新人は今月退社するのだが

新人と教育係。


読んだ。
自分の身に近いところがあるように思えた。
登場人物の全員が、新人教育といった問題に対して、当事者意識を持って前向きに進んでいるところに学びがあった。


辞めるか辞めないか


これも読んだ。
まるで自分が「先輩」になったように感じた。
登場人物の先輩も増田にも社会人として問題があり、非常にイライラした。


ボクもひどいけど、ここまでじゃないぞ、と安心もできた。

ちなみにボクの環境では

ボクの隣に座る新人派遣さんはまるで成長できずに「使えないから」という理由で今月末、職場を去る。
新人派遣さんは何も残さず、誰からも惜しまれず、職場から消える。


できる限りを教えたつもりだった。
派遣なりに職場のことを伝えて、仕事全体の流れを教えて、細かい指示を出してみたけども、いずれにしてもダメだった。


どういう仕事の進め方が良いのか、とヒアリングを続け、一日数回の進捗確認をしたりもした。


それでも、成長はまるでなかった。
いまでも、ボクが10分でできることを一日かかり、1時間でできることを三日かかっている。
180日たったいまでも。


自主的にやらせても出来上がるものは酷い。
モックアップを渡してHTMLとCSSのタグを書いてもらったけれど、二日間かけてぐちゃぐちゃマークアップのゴミができあがってきた。
モックアップが酷かったのかもしれない…それにしても、センスのかけらもないものを渡されるのがしんどかった。
ゴミ html には「IE8ではそれなりに見えるはずですが、他のブラウザだと崩れてしまいます」といった メモ.txt がついてきた。


予想の斜め下を勝手に突き進んで、そのたびにボクが軌道修正するのに疲れた。
いつしかボクは賽の河原で石を積ませるような作業を、新人派遣さんにあてがうったほうがいいのではないかと思うようになってきた。
1000枚の画像のサイズ変更とか、ファイルのリネームとか。


ボクや周りの社員の作業中に話しかけて、邪魔を生まないような単純作業をやらせるべきだったのかも知れない。
頭を使わない派遣社員にこそ相応しい仕事なんだよ、ってことを伝えるべきだったんだろう。


でも、ボクの本心はそんなことを思ってなくて、新人派遣さんには期待をしていたんだ。
だからツールを使えば数分でできちゃうような仕事を与えたくなかったんだ。
ボクは新人に求めているものを、伝えられなかったのかも知れない。


結局のところ、新人のことを弟子として捉えてるか、同士として捉えるか、そんな意思疎通もなされていなかったのだろう。
相手のことが解っていない。解ろうとしていない。
そういうことなんだろうな。


 


けれでも、不潔な同性ってのはボクにはとっては生理的に無理だったな。