kwsktr's study log

kwsktr のおべんきょログ

上層の人間は下層を見ない

俺が知っている限りだが、階級が上の人は下層を見ようとしない。
下層にも人がいるけれど向き合おうとしない。対等の存在ではないから、下層の人間からはメリットを享受できないから、下層で生活をしている人間を顧みることをしない。

感覚としてわかる。理解ができる。俺は上層の人間ではないし、まあ最下層でもない。
正直に言って、自分よりも下層の人間と付き合ってもメリットはほぼない。でも、俺はもともと最下層にいた人間だから、下には人がいることがわかっている。

だから下にいる人たちを助けたいと思って、下の人のことを考えている。
俺は昔の自分を助けたいんだと思う。

俺の学歴は大卒以下だから、今どきで言えば低学歴だ。
更にADHDだから、通常のコミュニケーションが難しい人間だ。

それでも自分の長所を活かして、都合の悪いことは沈黙で隠し通し、なんとかそれなりの地位にたどり着いた。
平均以上の年収や、大切な家族と猫もいて、4LDKクラス良い物件に住むことができ、一日三食のご飯に苦労なくありつけ、必要に応じて使えるお金もあり、夜は羽毛布団で眠ることができる。
パートナーの理解があるから、このさき何があっても生きていけている。

けれど、上層の人間からみたら俺はゴミだ。上層の人間ではないから、上からみたら俺は俺よりも下層の人間と変わらないのだ。
俺がADHDなのは変わっていないから、上層の人間ではないから、ヤツらの思惑を読み解くことができない。
ヤツらの価値観と俺の価値観は違うから、言ってることが理解できない。

俺が理解できるのは、下層でもがく人間の苦しみや怒りだ。
上にいる人間に受けた仕打ちで、傷ついた心をひた隠し、偽りの笑顔と凍りついた無表情を使い分けている下層の人間のことしか、俺は理解できない。

俺の足元には人がいる。
藻掻いて必死に上を目指すヤツラがいる。
それを無いというヤツらは現実と向き合おうとしていない。

俺の頭上にも人がいて、俺を踏みつけている。手の届かないところからゲロを吐いて、ゲロまみれの俺をあざ笑っている。
それが現実だ。
誰も俺を助けないし、俺も誰かを助けることができない。自分で精一杯だ。
助けたいけれど、俺はもう限界が近いのだ。
毎日ゲロを浴びるために働いて、汚物を拭いながら生きている。
それでもなんとか一日を生き延びて、月末にもらえる金を得ようとしている。

俺はもうそこそこ疲れていて、家族の存在だけが俺の生きる意味となっているんだ。
自分の人生の意味なんて、もうとっくに無くなっていて、家族の幸せの最大化が俺の責務なんだ。

3年ぶりか4年ぶりに書くブログがこんな感じだけれど、これが今の俺なんだ。
この4年間でいいことはあまりなかったが、糞みたいなことはやまほどあった。
2020年もひどかった。
その前からひどかったが、今年は特にひどすぎた。

それで、なにか残したくなったんだとおもう。