ボクがそれでも「鶴見・川崎」に住み続ける5つの理由
ボクは10年間、川崎市に住み続けております。
そのうち引っ越しを2回行っておりますが、いずれも川崎市内です。
川崎といっても縦に広く長いです。
ボクは基本的には川崎駅を拠点とした生活圏内である幸区と川崎区で10年を過ごしているため、東京都の境目あたりについては良く解りませんので、その辺りはご了承ください。
そんな川崎・鶴見周辺に10年住んでみての感想のようなものを5つにまとめさせていただきました。
1. 水害の恐れが付き纏う
港湾地域の工場群は夜には美しいのですが、要は埋立地です。
東日本大震災で見た津波の恐ろしさ、記憶に新しいと思いますが「鶴見・川崎」もなにかの折には飲み込まれること必至です。
鶴見川、多摩川と水に纏わる水害は非常に危険だと言われて久しいですね。
海抜0.5m、1m が当たり前の土地なので、命が危険なのは言うまでもありません。
川崎市:水防対策:洪水ハザードマップ(多摩川・鶴見川洪水避難地図))
各河川の浸水想定地図を重ねてみるのが非常に怖いです。
雨が降るたびに浸水の可能性を視野にいれないといけないほどスリリング、それが、この街から離れられない理由なのかも知れません。
2. 治安が良くない
港湾労働者が多いからなのか、わかりませんが治安は良くありません。
駅から離れた港側は古い街なので、地価も安いのでしょう。港湾地域特有の民度の低さ、というのは滲み出ていると思います。
多摩川、鶴見川周辺には住居を持たない人間が数多く住み着いております。
まともに生活している住民の民度も低いのを感じます。
何より古くからの住人、要は老人世代は著しく低いと言えるでしょう。
道を歩けばいたるところに犬の糞が放置してあります。
歩きタバコをしている人も数多く、嫌煙者は不愉快な気持ちになること請け合いです。
駅周辺は小汚く、風俗街もあるので推して知るべしではありますが、それでも比較的マシでしょう。
ですが、駅から離れた地域に居を構えるのであれば、以前からの住民には悩まされる覚悟をしておいたほうがよろしいかと思います。
民度が悪い地域なので人が少しでも親切にしてくれると安心する、それが、この街から離れられない理由なのかも知れません。
3. 多国籍都市
治安が良くないと、グローバルな都市になっていくのかも知れません。
人種が豊富です。
中国人、韓国人、ブラジル人、フィリピン人、などなど、アジア圏を中心に数が増えていると聞いております。
特にここ数年はたくさんの海外の方が、鶴見・川崎に住まれているようですね。
特に若い世代が多いため、必然的に子供も多くなり地域の小学校は非常に多国籍と聞いております。
どのご家庭も日本語の理解が乏しいので、子どもたちも日本語ができないため授業にならず学級崩壊してる学校も数多いと聞いております。
望まずとも住むだけでグローバルな環境が用意されている、それが、この街から離れられない理由なのかも知れません。
4. 環境が悪い
第一京浜、第二京浜、首都高横羽線と幹線道路が多数走っております。
また電車の路線もJRと京急線があり、南武線で立川まで行けますし、東海道線・京浜東北線は大宮〜東京〜品川〜横浜〜大船などの主要駅へのアクセスが容易です。
総じて車の数が多いのと、湾岸の工場群もあり、環境は著しく悪いといえます。
事実、夏になると連日、光化学スモッグ警報が発令されます。
川崎市の歴史 - Wikipedia
wikipedia によりますと、川崎市の公害による喘息で1500人の犠牲者がでているとか。
交通網は発達しているのに反して、非常に緑が少なく環境が良いとは言えませんね。
ここまで環境が悪いとこれ以上は下がらないだろうと諦められる、それが、この街から離れられない理由なのかも知れません。
5. だんだん盛り上がってきた
最後に良いところも少しはあるのでご紹介しておきます。
鶴見・川崎は10年前は小汚い街でしたが、ここ数年、非常に盛り上がりを見せております。
商業施設は、ラゾーナ川崎プラザ、ラ チッタデッラ | 川崎にあるイタリアのヒルタウンをモチーフに作られたエンタテイメントの街があります。
ラ チッタデッラ | KAWASAKI Halloween 2013 も非常に有名になってきました。
ちょっと離れた武蔵小杉もマンションと商業施設がバンバン立っております。
駅前には分譲マンションも増えています。
道路や路線の建設も盛んで、横浜の北と南をつなげる幹線道路を作成していたりします。
今後は、少しでも住み良い街になってくれることを期待しております。