貧乏祖母と貧乏両親に会ってきた。

三が日ということで、祖母と両親、叔母さんと妹に会ってきました。

片道二時間の距離ということもあり、年に数回しか会わない（会えない）ので、ちゃんとお話をしようと思っていたけれど。
あんまり話はできなかったなあ。というか、婆ちゃん、老いたなあ。そりゃ、ボクも34歳になるわ。

それにしても驚いたのが、父親が今年で60歳になるということ。
60歳といったら、定年とか、リタイアとか、引退とか、そういう年齢なわけですよ。

でも、老後の蓄えとかほとんどないんだろうなぁ。『お金は労働で稼ぐもの』という信念で、休むことなく働いて、子供三人も育てて。
長男はろくでもない生き方して、やっと落ち着いたけど、会社をリストラされかかってるし。ええ、ボクのことです。

どうにかして、両親には幸せになって欲しいけれど……まあ、難しいでしょうね。ボクも確実に養えないし。年金と生活保護で生きていけるかな。プライドが邪魔して、生活保護なんか受けないか。

それにしても、ウチの親は間違いなく、『貧乏父さん』だねぇ。

昔、ボクが株に興味があった小学生のころ。
「株はギャンブルだ。手を出してはいけない」って言ってたもんな。まあ、伯父さんが、株で借金こさえた（今にして思えば、信用取引してたか、先物取引に手を出してたんだろうけれど）から、金を貸してやってるから……余計にそう思うのかもしれないけれど。
小学生のボクが「任天堂とトヨタの株を買え」って言ったのを真に受けていれば、ちょっとは小金持ちだったんだろうなぁ。

ボクにできることは、可愛い孫の顔を見せてあげることと、経済的援助を求めないことしかないわ。
いまのボクじゃ、絶対に援助できないもんなぁ。100円すら、あげるの惜しいわ。