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こんな本を手にしてしまう自分が情けない :: 『11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業』

11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業


図書館で見つけたので、手に取ってみました。
裏表紙には……

こんな人に読んでもらいたい!

・社会人として「経済」くらい知っておきたい人 ・収入をアップさせたい人 ・「お金」「ビジネス」の仕組みを知りたい人 ・「株」「投資信託」「FX」など投資をしている人 ・「預金」「副業」をしている人 ・「税金」「保険」のことを知りたい人

などと書いており、まあまあ気になったので。
ですが、内容がスッカスカで当たり前のことばかり書かれているので、ほとんど何も学ぶことが出来なかったです。
恐らくですが、著者の本業宣伝用の書籍なので、入り口として軽く作られているのでしょう。
残念すぎる内容で、時間を無駄にしたかもーって思わせてくれました。


ただ、本書の冒頭に書かれてる

なぜか、国語や算数や歴史は教えてくれるのに、生きていく上で絶対に必要な「お金」については教えてもらえません。

という一文は、改めて実感をしましたね。
上ニ段活用とか三角関数とか元素記号とか、実生活ではほとんど使わないのに必死で覚えていました。
文化祭などで「お店」をやることはあっても、経済についての気付きをすることはなかったし、株や投資でお金を儲けることは「ズルい」ことのように教わった記憶もあります。


それなのに、毎日使う「お金」について最低限の学びをする機会は皆無でした。
「経済」「お金」「金融商品」について知らないことで、幾つか損もしました。


ということで、娘にはちょっとだけでも教えておきたいなぁ、と最近になっていろいろ読んでみたり勉強したりしている次第であります。

「残念な本でした」というだけじゃアレなので……

投資初心者向けの満足度の高かった本を紹介。


お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

『11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業』を読むくらいなら、絶対にコチラを手にしたほうが良いです。
だいぶ前に出た勝間さんの本です。この頃の勝間さんは良かった……。
中古なら 1円 です。


バフェットとグレアムとぼく インドの13歳少年が書いた投資入門

投資に興味があり「割安株」という言葉の響きに魅了されている人に。
普通に解りやすい内容でしたし、13歳が書いたからなのか読み物としても楽しく読めます。


半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社プラスアルファ新書)

たぶん、前も「良かった」って書いたけど。やっぱり良いものは良い。
不況だからこそ始めやすかったりする「積立投資」、全力でお勧め致します。