明日は久しぶりにFF11で出会った友人に会う
数少ない友人の一人と新橋で飲むことになった。
5年くらい前に出会って、ボクにとっては珍しく、それなりの頻度でメールのやりとりをしている人間の一人だ。
彼と初めて出会ったのは現実ではなくて。
いわゆるネット上。もっと正確にいうと、ヴァナディールという架空世界で会ったw
ボクと彼は、MMOに中途半端に……だけど極端にハマってしまった、いわゆる準廃人同士。
いまでは、ボクも彼もFF11から離れているけれど、当時は酷いものだった。
さすがにペットボトルに小便はしなかったが、FF11のために会社を何日も休んだ……あげくには会社も辞めた。
FF11にハマっていた時間は、間違いなく、ボクの人生においての暗黒期だった。
FF11を上手に遊ぶことができないだけで、大きく歪んだ数年を過ごした。
そんな、ボクをそれなりの生活ができるまで立ち直らせたのは、嫁さんの献身的な努力、ただそれだけだ。
彼もきっと、同じように苦しんだだろう。
いまでも苦しんでいるかも知れない。たぶん、苦しんでいると思う。
なぜなら、ボクも苦しんでいるからだ。あれ以来……あらゆる娯楽が面白くなくなってしまったんだ。
と、まあ、そんな感じの出会いをした友人に会うわけだけど。
実際に、会ってもFF11を中心とした話題が多くなってしまうんだろうなぁ。
仕事の話が多くなるかなぁ。
でも、ボクが彼に会う本当の目的は、リハビリなんじゃないかと思っている。
会うことで、少しずつ、少しずつ、あの地獄の5年間をマトモな時間だった。「出会い」が生まれた実りがある時間だった。と、自分を納得させるためのリハビリなんだと。
さてさて、来年にFF14が発売されるとかで、あと2年ほどでヴァナディールは無くなるだろう。
そのとき、ボクは彼に会わなくてもいいくらいに、回復しているだろうか。
それでも、ボクは彼に会いたいと思うだろうか。
ちょっとだけ、未来に向けたお話。
さあ、寝るか。