Windows ユーザーが少しでも Ubuntu を使いやすくしてみた (1) :: Docky ランチャーを導入
Ubuntu 10.10 にしてからずいぶん時間が立っているのですが、正直いって全然慣れません。触ってないからってのも、ありますけれどね。
ボクの感じたOSの敷居の低さは、Windows >>> Mac OS X >>>(コミュニティの壁)>>> Ubuntu >>> CentOS ってとこでしょうか。
とにかく、Linux は素人に対して、不親切すぎます。LPI-Japanも、敷居を下げる為の良質なテキストを配布してくれていますが、個人で習得するような作りになっていないことも気にかかります。
なかでも、Ubuntu はGUIがそれなりの出来であるがゆえに、敷居が低いと見せかけておいて……二種類の使いにくさがあります。
1. バージョン更新が頻繁
これはセキュリティ的には大変いいことなのでしょうが、検索して困ることが多々あります。9.04 ではヒットするのに、10.10 ではヒットしないとか。
互換があるのかと思いきや、何故だかディレクトリ構造が異なっていて上手くいかなかったり。
Windows の素晴らしさは、上位互換、下位互換が、ほぼ完璧であるということ。
Mac OS X の良さは、GUIがバカでも分かるように考えられているということと。
Ubuntu には、どちらも足りない。
2. 手軽に相談できない
Ubuntu の Tips が書かれたサイトは数多く存在しますが、が、が、コマンド数行しか書いてなかったりするわけです。
説明も一切なし。あっても、英語。
そんなのね、素人には怖すぎますよ。
Windows User が、端末(コマンドプロンプト)で操作するってのは、最終手段か、ワイヤレスマウスの電池が急に切れたときしかありえないのに。
ネットの情報で騙されて、コマンドプロンプトで
※超注意※ >cipher /W:H: ※ Hドライブの内容を全消去するコマンドです※
って入力したらHドライブの内容が全消去されちゃった! みたいな、悲しい過去があるのが Windows User なんですヨ。
まずは外観から
ということで、ちょっとずつ Ubuntu を使いやすくしていこう、と思い立ちました。
Ubuntu10.0.4 で XAMPP Linux :: メモ的ななにか - kwsktrのおべんきょログ
以前も、Ubuntu 10.04 関連で書いたことあるなーっと思っていましたが、内容はちょっとした環境設定だけだったのでした。
Mac OS X の Dock のようなランチャー 『Docky』
まずは、アプリを起動するにしても、端末というのはありえないし、かといってデスクトップにショートカット並べるのも芸がないので、ランチャーを導入することにしました。
インストール
$sudo apt-get install docky
上記コマンドで、Ubuntu にインストールされます。簡単にコマンドを説明すると、
sudo | 次のコマンドを管理者として実行 |
apt-get | パッケージのダウンロード |
install | ダウンロードしたらインストール オプション |
docky | 対象となるパッケージ |
こんな感じです。
端末の操作が厭な方や苦手な方は、
アプリケーション > Ubuntuソフトウェアセンター > アクセサリ > Docky
を、選択してください。
起動
アプリケーション > アクセサリ > Docky
デフォルトでは画面下部に起動します。
操作方法とか設定とか
Mac OS X の Dock と、ほぼ同様の外観をしているので、Dock を使用したことがあれば、直感的に理解して操作できると思います。
- ショートカットの追加 …… アプリケーションアイコンを、Docky パネル内にドラッグ
- ショートカットの削除 …… アプリケーションアイコンを、Docky パネル外にドラッグ
設定の変更は、Docky パネル上の Dockyアイコンをクリックしてください。
外観は[ドック]タブで行うことができますので、試しながら変更してみください。
扱いに慣れてきたら追加機能の、[ドックレット]タブ、[ヘルパー]タブを使ってみると、もうちょっとだけ幸せになれると思います。